【HTB】障害者虐待を描くドキュメンタリーでギャラクシー賞受賞!
【ディンコの一言】
地方局発の社会派ドキュメンタリーが再評価される流れ。特に「見過ごされた障害者虐待」という重いテーマに真正面から切り込んだ姿勢は、今後の報道制作に「覚悟と持続力」が求められることを示唆している。
北海道テレビ放送(HTB)が制作したテレメンタリー2024「沈黙の搾取 見過ごされた障害者虐待」が、第62回(2024年度)ギャラクシー賞テレビ部門奨励賞を受賞した。また、知床沖観光船沈没事故を2年5カ月にわたり独自検証した報道活動も報道活動部門で入賞を果たした。
「沈黙の搾取」は、北海道恵庭市の牧場で、知的障害者3人が劣悪な環境下で長年働かされ、障害年金5000万円以上が不正に引き出されていた問題を描く。閉鎖的な環境と行政の怠慢、そして社会に根深く残る障害者差別に焦点を当てた内容だ。
番組はすでにギャラクシー賞10月度月間賞、2024メディア・アンビシャス大賞〖映像部門〗北海道賞も受賞しており、社会的影響力の高さがうかがえる。
さらに「知床沖観光船沈没事故」の報道では、事故発生から2年以上にわたり新たな事実を掘り起こし続けた姿勢が評価され、6月2日に東京で行われる贈賞式で各賞の結果が発表される予定。
番組HP:https://www.htb.co.jp/telemen/silence/
関係者コメント
須藤真之介(ディレクター) 「原告の佐藤さんは、放送後に顔出しでの活動を決意。新たな不正疑惑も浮上しており、取材を続けます。」
広瀬久美子(プロデューサー) 「受賞を励みに、より多角的な取材を重ね、見過ごされてきた背景を深掘りしていきたい。」
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