静岡新聞社・静岡放送と業務提携、地域共創プロジェクト第九弾を始動
【ディンコの一言】地域密着メディアとの連携がM&Aの浸透を加速させる
「地域共創プロジェクト」第九弾として、M&Aキャピタルパートナーズが静岡新聞社・静岡放送と業務提携を締結。地域密着メディアとの連携により、事業承継やM&Aの選択肢が静岡県内の中小企業に広く浸透することが期待される。特に、製造業や観光業が盛んな静岡県において、後継者問題の解決に向けた具体的な一歩となるだろう。
M&Aキャピタルパートナーズ株式会社(以下、MACP)は、2025年5月29日、静岡新聞社および静岡放送と業務提携を締結し、静岡県内での「地域共創プロジェクト」を始動した。これは、全国新聞各社との連携による同プロジェクトの第九弾であり、中部エリアでは初の取り組みとなる。
静岡県は製造業、農業、観光業が盛んな地域であり、輸送用機械や食品加工業など、全国でも高いシェアを誇る産業が集積している。しかし、経営者の高齢化と後継者不在が深刻な課題となっており、2024年の調査では、静岡県内企業の経営者の平均年齢は約63.6歳で、全国平均を上回っている。また、約57.3%の企業が後継者が「いない」と回答しており、特に製造業では後継者難が顕著である。
このような状況を受け、MACPと静岡新聞社・静岡放送は、事業承継や事業成長の選択肢としてM&Aを広めることを目的に業務提携を締結。これにより、静岡県内の中小企業経営者に対し、M&Aを含む多様な事業承継・成長の選択肢を提供し、地域経済の活性化を図る。
今後の取り組み
業務提携の第一弾として、2025年6月24日(火)14:00~15:00に、提携記念の無料オンラインセミナーを開催予定。静岡県内の経営者向けに、「事業承継の"あくまで選択肢のひとつであるM&A"」について理解を深める内容となっている。今後も、事業承継や成長戦略、企業再生に課題を抱える企業への支援を強化していく方針である。
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