【サイバーエージェント】Weiboと提携し、アニメの中国展開を加速
【ディンコの一言】
「サイバーエージェントが中国最大級SNS『Weibo』と手を組むことで、日本アニメの中国市場進出が一層加速する。5.9億人の月間アクティブユーザーを持つWeiboとの連携は、アニメIPの認知拡大とファン獲得において大きな武器となるだろう。制作現場にとっても、グローバル視点での企画立案が求められる時代の到来を示している。」
2025年5月28日、株式会社サイバーエージェントは、中国最大級のソーシャルメディアプラットフォーム「Weibo(新浪微博)」を運営するWeibo Corporationと、アニメのグローバル展開を強化するマーケティングパートナーシップを締結した。この提携により、サイバーエージェントが手掛けるアニメ作品の中国市場でのプロモーション強化とファン獲得を目指す。
Weiboは2009年8月にサービスを開始し、2024年末時点で月間アクティブユーザーが5.9億人を超える中国最大のソーシャルメディアプラットフォームである。同プラットフォームにおいてアニメ、マンガ、ゲームなど二次元文化に興味があるユーザーは3.2億人を超え、国内外のアニメIP公式アカウントは1,100以上、関連の会話量は月間10万を超えるなど、中国におけるアニメ、コミック、マンガ文化の中心地として情報交換やコミュニケーションが活発に行われている。
サイバーエージェントは2024年2月にアニメ&IP事業本部を設立し、IPの開発およびアニメの企画プロデュースを主軸に、広告・宣伝機能、グッズ制作・マーチャンダイジング機能などを集約するとともに、グローバル市場を見据えた総合的な事業を展開している。また、アニメの海外に向けたマーケティング強化に伴い、サイバーエージェントが手掛けるアニメに特化したグローバルマーケティング組織としてCyberAgent America, Inc.を新体制にて再始動し、国内外のマーケティング戦略設計、全世界を対象にローカライズしたコミュニケーション設計とプロモーションを実行している。
今回のパートナーシップ締結により、Weibo上でのプロモーション活動や機能の共同開発を通じて、アニメ作品の中国市場での認知度向上とファン層の拡大を図る。これにより、ユーザーにとって新たなアニメ作品との出会いのきっかけを創出し、グローバルなアニメ市場での競争力を高めることが期待される。
関係者コメント
藤田晋(株式会社サイバーエージェント 代表取締役社長)
「Weiboとの提携により、当社のアニメ作品が中国市場でより多くのファンに届くことを期待しています。グローバル展開を加速し、世界中のユーザーに魅力的なコンテンツを提供していきます。」
王高飛(Weibo Corporation CEO)
「サイバーエージェントとのパートナーシップを通じて、中国のユーザーに高品質な日本アニメを紹介できることを嬉しく思います。両社の協力により、新たなエンターテインメント体験を創出していきます。」
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