BCG】ネット視聴6割&テレビ信頼低下 25年調査公表

 

【ディンコの一言】

スマホが「第1スクリーン」と化した今、総視聴時間は横ばいでも“視聴の主戦場”はネットへ完全にシフト。特にテレビニュースの信頼失墜は、報道番組のビジネスモデルを根底から揺さぶる。局側は編成や広告枠よりも、まず“信頼回復”を KPI 化しないと若年層は戻らないだろう。


BCG が6月13日に発表した「2024年度コンテンツ消費者行動調査」は、15~69歳 3,645人を対象に 2025年1月に実施。総視聴時間は3年連続で約4.5時間と横ばいながら、内訳は SVOD・AVOD・SNS などインターネット系が6割を占め、テレビを蚕食している。スマートフォンはジャンル横断で主要デバイスとなり、漫画やスポーツ観戦すら OTT が浸透。10代のサッカー視聴における OTT 利用率は 23%→50%へ倍増した。


一方、テレビニュースの「信頼できる」とする回答は全世代で低下し、若年層ほど急落。選挙報道や局のコンプライアンス問題が影響したとみられる。情報過多で“何を信じてよいか分からない”という声が強まり、ネットニュースへの支持率が上昇したが、こちらも信頼残高は高くない。メディア各社には、多チャネル展開よりも“信頼を獲得・可視化する仕組み”が求められる。





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