【MBS】「コドモマモル」キャンペーンがギャラクシー賞選奨を受賞
【ディンコの一言】
「性教育」をゴールデン帯に正面から取り上げたMBSの挑戦は、放送倫理の枠を超えた意義深い試みだ。家族で“性”を語る場をテレビが提供する──これは報道の新たな可能性を示す好例であり、他局にも波及効果が期待される。
2025年6月3日、株式会社毎日放送(MBS)は、同社の報道キャンペーン「コドモマモル~性と向き合う」が、2024年度 第62回ギャラクシー賞の「報道活動部門 選奨」に選出されたことを発表した。このキャンペーンは、MBSの情報番組『よんチャンTV』(毎週月~金 午後3:40放送)内で、2024年7月15日から8月27日までの間に計7回にわたり放送された特集企画である。
特集では、「性教育」「ネットと性」「性被害と加害」「男性も知りたい生理のこと」「HPVワクチン」など、性に関する多様なテーマを取り上げた。また、番組と連動して親子で学ぶイベントやワークショップも開催され、大人と子どもが共に性について考える場を提供した。
この取り組みは、単なる事件報道にとどまらず、子どもを守るために必要な情報を提供することを目的としている。特に、これまでタブー視されがちだったテーマを、家族で視聴できる時間帯に放送することで、家庭内での対話を促進する狙いがあった。
制作には、報道情報局番組センターや報道センター、総合編成局アナウンスセンターのスタッフが参加し、外部の制作会社とも連携して実施された。このような多部門・多職種の協力体制が、質の高い報道活動を支えている。
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