BUMP累計18.5億調達!次なる一手は?


 【ディンコの一言】
ショートドラマアプリ「BUMP」を運営するemoleが、累計18.5億円の資金調達を達成しました。静岡銀行他7社から6.9億円をデットファイナンスで調達し、コンテンツ拡充と海外展開を強化します。BUMPはDL数250万、SNS再生30億回、GMV前年比200%成長と絶好調。日本国内のショートドラマ市場を牽引しつつ、既に世界100ヶ国・地域でサービス展開中。韓国・米国で現地制作も進め、クリエイターへの収益還元も1億円超。国内トップと本格的なグローバル展開を狙うemoleの次なる一手にメディア業界全体が注目しています。

emole株式会社は、ショートドラマアプリ「BUMP」の運営元として、静岡銀行など7社からデットファイナンスにより6.9億円の追加資金調達を実施しました。これにより、2024年2月のシリーズAラウンドを含めた累計調達額は18.5億円に達しました。調達資金は、主にコンテンツ拡充、海外展開強化、およびプラットフォーム基盤強化に充当されます。BUMPは2022年末のローンチ以降、2025年9月時点でダウンロード数250万を突破、SNS動画再生回数は累計30億回に達し、GMV(流通取引総額)が前年比約200%の成長を記録しています。ショートドラマ市場はグローバルで急成長を続けており、日本市場も2023年ごろから拡大が加速し、2026年には1,530億円規模に達するとの予測があります。emoleは今年に入って世界100の国・地域でサービス提供を開始し、韓国・米国での現地制作も進めています。また、クリエイターへの収益還元額は累計1億円を突破し、持続可能なクリエイターエコノミーの構築にも貢献しています。

日本のショートドラマ市場は2023年頃から急速に拡大し、2026年には1,530億円規模に達すると予測されており、テレビ局など大手企業やスタートアップの参入で活況を呈しています。BUMPの「待つと無料」モデルは、日本のマンガアプリ市場で定着したビジネスモデルを踏襲しており、国内ユーザーの行動様式に深く根差しています。

一方、海外ではグローバルでショートドラマ市場の急成長が既に進んでいますが、BUMPのように「ドラマ」に特化したアプリはまだ新興段階です。emoleが世界100ヶ国・地域でのサービス提供や韓国・米国での現地制作を開始したことは、単なるプラットフォーム展開に留まらず、各国の文化や視聴傾向に合わせたコンテンツ戦略でグローバル市場を本格的に攻略しようとする意図が見て取れます。デットファイナンスによる資金調達も、国内の銀行からの支援を得て、より堅実かつリスクを抑えた海外展開を目指す日本企業の特徴的なアプローチと言えるでしょう。


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