【NTV】KANAMELと資本提携 世界市場向け映像制作強化

【ディンコの一言】 テレビ業界の目線から「その発表が持つ意義や市場への影響」を短評する。 日本テレビホールディングス株式会社は、2025年4月30日、映像制作やコンサルティングを手がけるKANAMEL株式会社(旧AOI TYO Holdings)と資本業務提携を締結し、同社の議決権の22.1%を取得しました。これにより、KANAMELは日本テレビの持分法適用会社となります。 日本テレビグループは、「コンテンツの価値最大化」を最重要戦略として掲げ、IPビジネスの拡大と海外市場での売上拡大を目指しています。2025年2月には「海外ビジネス拡大戦略の基本方針」を発表し、コンテンツ制作基盤の強化とIP展開体制の構築に取り組んでいます。 一方、KANAMELは、広告映像や映画・ドラマなどの映像作品で国内外の数々の賞を受賞し、クリエイティブ制作力において卓越した実績を有しています。また、コンサルティング領域にも進出し、事業領域を拡大しています。 今回の提携により、日本テレビグループは、KANAMELの高いクリエイティブ力と自社の放送・IP展開・顧客基盤を融合させ、世界に通用するコンテンツ制作体制の構築を加速させるとしています。また、新たなIPの創出を目指す取り組みも共同で実施していく予定です。 KANAMEL株式会社の概要は以下の通りです。 会社名:KANAMEL株式会社(旧AOI TYO Holdings株式会社) 代表者名:代表取締役 グループCEO 中江 康人 所在地:東京都品川区東品川2-2-24 天王洲セントラルタワー13F URL:https://kanamel-inc.com/ グループ概要:売上高 704億円(2024年12月期)、従業員数1,786名(2024年12月末) 主な事業領域:映像制作領域(広告映像、映画・ドラマ等)、コンサルティング領域 この提携により、日本テレビグループは、最高品質の映像作品を世界中の視聴者に届けることを目指しています。 関係者コメント 中江 康人(KANAMEL株式会社 代表取締役 グループCEO) 「今回の日本テレビグループとの資本業務提携は、新たな戦略的パートナーとともに、KANAMELグループがグローバルな成長フェーズへと踏み出すための極めて重要な施策となります。」 福田 博之(日本テ...